新天地をめざして──『惑星ロボ ダンガードA』が描いた“開拓と覚悟”の宇宙ロボット戦記

新天地をめざして──『惑星ロボ ダンガードA』が描いた“開拓と覚悟”の宇宙ロボット戦記

1977年から放送された『惑星ロボ ダンガードA』は、“宇宙開拓”という独自のテーマを掲げ、
戦うロボットアニメでありながら、ヒューマンドラマとしても深い評価を受けた異色の名作です。

新天地プロメテをめざす人類、そこに待つのは希望か、破滅か──
宇宙を舞台に、未来を託された若きパイロットたちの熱きドラマが展開されます。


【1】赤き光が宇宙を裂く──作品概要

『惑星ロボ ダンガードA』は1977年3月〜1978年3月にかけて、テレビ朝日系で放送された全56話のロボットアニメ。

製作は東映動画(現・東映アニメーション)、原作は巨匠・松本零士による漫画。
ストーリーは宇宙開拓計画“プロメテ計画”をめぐる政治と陰謀、そしてパイロットたちの成長と闘志を描いています。

“合体変形ロボット”としての魅力だけでなく、社会性や葛藤を含んだ大人向けのSF作品としても知られています。


【2】地球の未来を賭けて──あらすじ(ネタバレなし)

地球の環境破壊が進む中、人類は新天地「惑星プロメテ」への移住計画を推進していた。

そのプロメテへの到達を妨害する、ドップラー総統率いるドップラー軍団──
主人公・一文字タクマは、伝説のパイロットであった父の死の謎を胸に、巨大ロボ「ダンガードA」のパイロットとなる。

「人類の未来を託す意味」と「父との因縁」が交錯する中、タクマは何を選び、何を守るのか…


【3】人間ドラマが熱い!登場キャラクター紹介

  • 一文字タクマ:主人公。正義感にあふれる少年で、父の死を背負いダンガードに乗る。
  • ドップラー総統:プロメテ独占をもくろむ冷酷な支配者。
  • 宇宙科学者 Dr.オーベルシュタイン:ダンガードの開発責任者。冷静沈着な天才。
  • トニー・ハーキンス:タクマの仲間であり良きライバル。
  • ナオミ:通信士で、タクマに淡い想いを抱くヒロイン。

“単なる敵味方”ではなく、それぞれに信念と背景があるキャラ描写が、作品に深みを与えています。


【4】耳に残る昭和ロボットソング──主題歌・BGM

オープニング「その名はダンガードA」は、熱さと悲壮感が同居する名曲。

♪ 立てよダンガード その名を呼べば〜

エンディング「星空のガイキング」(後期)も、切なさを感じさせるメロディが秀逸。
戦闘シーンのBGMも重厚で、ドラマの緊迫感を高めています。


【5】今観られる方法──視聴方法・DVD・Blu-ray

リマスター版のBOXはマニア必携。ファンアイテムとしての価値も高めです。


【6】ファンの声──レビュー&コメント

  • 「合体変形より“熱いセリフ”がカッコよすぎて泣けた」
  • 「昭和ロボットの中でも人間ドラマが一番深いと思う」
  • 「父と息子、未来と現実──全部詰まった名作」

ロボットアニメとしてだけでなく、“生き方アニメ”としての評価も根強い名作です。


【7】管理人の共感コメント

僕にとって『ダンガードA』は、“戦う”とはどういうことかを考える入口でした。

正義ってなに? 希望ってどこにある?
父親の背中を追うタクマの姿に、自分を重ねたことを今でも覚えています。

派手さはなくても、胸にずっと残る。
それが『ダンガードA』という作品のすごさなんだと思います。


【8】関連商品まとめ──プロメテへの道、再び

その名を呼べば、希望が立ち上がる──
今こそ再び、プロメテの空へ!


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